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【オススメSF映画紹介】「ブレードランナー」1982年

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ブレードランナーは公開日が1982年とかなり古い作品ですが、いまだ熱狂的なファンがいて、昨年約35年ぶりの続編が公開され話題になりました。まさに伝説的なSF映画です。

 

 

ざっくりあらすじ

 

 2019年の未来。人間そっくりのアンドロイド「レプリカント」が反逆をおこし逃走します。そのレプリカントを処分するために主人公デッカードが捜査し対決する

と言う映画です。ブレードランナー=レプリカント処理班。つまり職業の名称です。

 

 

この映画がなぜこんなにも長く人気なのかと見所について紹介していきます。

新作が公開された時に書いた記事↓↓とも重複しますが、個人的にはこの前作のほうが面白いと思います。

 

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ハマりポイント① レプリカントと人間

 

 

監督のリドリースコットはこの映画にやりたいことを徹底的に詰め込んだらしく、かなり設定や世界観が濃いものになっています。

まず映画冒頭にはげたおっさんの瞳孔をみながら、よくわからない質問をするシーン。

質問にイライラするおっさんは、銃をぶっぱなします。

 

実はこのおっさんは逃走中のレプリカントなんです。そのあと主人公デッカードが登場してから、脱走したレプリカントの捜査が始まるシーンが入ります。

 

瞳孔をみながらよくわからない質問をするシーンの意味は、レプリカントは見た目では人間と区別がつきません。ただ欠陥として、同調性や協調性のようなものがなく、そこで判断するために質問をして反応をみています。

例えば人間だと、「亀がひっくり返っている」→『可哀想だから起こしてあげる』

となりますが、レプリカントはこの心理が欠けているので、??となってしまいます。

 

そのあとレプリカントを製造しているタイレル社に向かったデッカードは、そこの社長秘書であるレイチェルにも同じような質問をします。ここでようやく少しだけ説明があります。

 

初見では説明が後になるので、冒頭のシーンがなんかよくわからない尋問シーンに見えてしまいます。しかしこの作品では人間とレプリカント(人間では無い)の対比がかなり重要な要素になっています。

 

レプリカントは人間らしく仲間を大切にし生きることを尊重します。しかし人間であるデッカードが、ロボットのように無慈悲にレプリカントを殺したりします。(背後から無防備の女性レプリを撃ち殺します!)

ここは作品として意図的に作っているのか、映画を見終わる頃にはだれが本当に人間らしいのか?と考えるようになってきます。

 

 

ハマりポイント②ポンコツ主人公

 

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主人公を演じるのは我らがハリソンフォード

インディージョーンズでは鞭をつかって冒険する探検家を演じ、スターウォーズではイケイケ賞金稼ぎのハンソロを演じていますが、今作のハリソンフォードはポンコツです。写真で見るとシュッとしてますが、ある意味主人公らしくない、ただのおっさん。ただの人間。

 

映画前半ではブレードランナーとして捜査し、一人目のレプリカントを見つけ出します。女性レプリカントが逃げ出すと、追いかけ背後から銃で撃ち殺すという非道っぷり。

 

仲間の死を知った残りのレプリカント。デッカードはボコボコにされます。めちゃ弱い。かろうじてレイチェルに助けてもらいます。

 

 

レイチェルと共に家に戻るデッカード(家のデザインめっちゃオシャレ)ですが、レイチェルは自分がレプリカントなのかと疑っています。

アホのデッカードはレイチェルしか知らないはずの幼い頃の記憶の話をします。

レプリカントの記憶は全て植えつけられたものであり、実際に生まれてからの経験ではありません。例えば5歳の時にころんでケガをしたという記憶は実体験ではなくただの記録なので外部の人間も知れるようになっています。

 

レイチェルは自分がレプリカントだと確信して泣きだします。

デリカシーのかけらもない男デッカードこそレプリカントではないのかと疑うシーンです。

 

 

 

その後も残りのレプリカントと対決しますが、基本的に一方的にボコボコに。

追い込まれたら基本的に銃をぶっ放して殺します(しかもまた女性レプリ!無防備!)

 

最後の一人ロイにも追い詰められ、銃も失い、ビルの上から落ちそうになります。

ポンコツすぎてという意味でハラハラしますが、最後、レプリカントであるロイはデッカードを引き上げて救います。そしてその直後に絶命します。

レプリカントは寿命が4年と設定されています。

 

 

ある意味人間より人間らしく最後を遂げたレプリカントのロイ。最後までポンコツだった人間のデッカード

とても考えさせられるシーンです。実際後半はロイの方がかっこよく見えます。

 

 

 

 

 

ハマりポイント③歴史を変えた世界観・デザイン

 

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80年代当時のSF映画といえば、銀色の流線型をイメージする「綺麗な未来」を描いたものが多かったですが、ブレードランナーは「荒廃した未来」を描いて斬新な世界観を生み出しました。

2019年の未来では、アジア系移民がさらに増え、酸性雨の雨が降り、古い建物が壊されることなく新しい建物と共存しているという世界観はまさに未来予知したかのような先見性です。

 

この世界観やデザインはのちの作品にも多大な影響を与えています。

 

 

 

 

ゴースト・イン・ザ・シェル (吹替版)

 

思い切り影響を受けているであろう攻殻機動隊のハリウッド版実写映画。

街並みのネオンカラーや飛び出す看板はちょっと小綺麗すぎてむしろ嘘くさく見えてしまいます。

 

 

 

 

 

AKIRA ブルーレイ + Digital Copy BOX (124分) アキラ 大友克洋 アニメ [Blu-ray] [Import] [PAL, リージョンB, 再生環境をご確認ください]

 

AKIRAの映画でも超高層ビルや、看板の色使い、ごちゃごちゃ感などがよく似ています。

 

 

movies.yahoo.co.jp

 

 

またメイクやファッションでも、影響を与えたりしています。

 

デッカードに泣かされたレイチェルの肩パッドやリーゼント風ヘアスタイル。元ネタは50年代などのファッションなのですが、さらに後々のデザイナーにインスパイアされています。

 

デッカードに殺されたレプリカント、プリスの目の周りを黒く塗りつぶしたたぬきメイクもファッションショーやコレクションなどで使われたりしています。

 

 

 

 

ハマりポイント④バージョン違いが全部で7つ!?

 

ブレードランナーにはラストシーンが違っていたり、シーンが追加、削除されたり、主人公のナレーションは入ってたりとたくさんのバージョンがあります。

Wikipediaで調べたら最終的に7つもあるようです。

 

ブレードランナー - Wikipedia

 

 

とりあえず簡単に見れるのは、劇場公開版、ディレクターズカット版、ファイナルカット版(最終版)の3つだと思います。

 

 

大きく違うのは劇場公開版で、主人公デッカードのナレーションが入っています。

「おれはデッカード。しがないブレードランナーだ。今日ももなにやら事件の予感だ」

適当に書きましたが、突然デッカードが喋り出すのでほんとに刑事もののような始まり方で、かなり雰囲気はかわります。

 

ファイナルカット版は画質の向上や、整合性を合わせたもので、ディレクターズカット版と大きく変わりません。

 

しかしWikipediaでも書かれているように、ディレクターズカット版からの多きな変更点として、デッカードがユニコーンの夢をみるシーンが追加されています。

 

そしてラスト直前。レイチェルとデッカードが逃避行をしようとしたとき、ユニコーンの折り紙を見つけます。

これはデッカードを連れ戻した刑事ガフが置いていったものと思われますが、デッカードが見た夢のユニコーンを知っているということは、デッカードの夢=作れた記憶=レプリカントとなり、映画の解釈がかなり変わってきます。

 

 

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Amazonではそれぞれのバージョンがまとめて入った商品もありますので、ぜひブレードランナーにハマった方は見比べて見てください。初見はファイナルカット版で間違い無いです。

 

 

 

まとめ SF映画の金字塔はダテじゃないです

 

ド派手なアクションシーンがあるわけでもなく、宇宙での激しい戦いがあるわけでもないですが、2018年の今みてもあまり古臭く感じません。SF映画でよくある細かい設定やトリビアもめちゃめちゃあるのでなんども見れる映画です。

ストーリーも人間とアンドロイドの対比を描いているので「本物はだれか?正しいのはどっち?」系映画が好きならSF関係なく見れるかもしれません。

昨年の続編「ブレードランナー2049」で興味をもった方は、こっちを見ていないと全くわからないネタもあるので、セットでも見ることをオススメします。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

 

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